ページ

用法用量に注意したい薬 漢方薬



添付文書と異なる用法用量での処方が疑われるものを疑義照会することなしにそのまま調剤することは指導監査の指摘事項に該当します。




漢方薬は食前又は食間に経口投与します。

漢方薬を食後投与で処方されるケースがあります。




日本薬学会第131回年会http://nenkai.pharm.or.jp/133abst/29amF-300.pdf
漢方製剤の食後投与は全体の 27.5%を占め、その比率は処方科によって大きく異なっていた。食後投与の理由としては、胃腸障害予防、アドヒアランス向上などが想定 される




漢方Q&A > 服用について 日本臨床漢方医会http://kampo-ikai.jp/faq_cat/faq_huku/page/2
漢方薬の食前または食間服用は、胃の中が空になっているほうが、薬効成分をよく吸収すると考えられたからです。しかし、食前または食間に飲むと胃が悪くなって困るという方や飲み忘れた場合は、食後に服用しても差し支えありません。





しかし、漢方薬を食後投与は疑義照会の対象です。




追記
食間を「食後2時間後」という書き方をされることもあるようです。