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用法用量に注意したい薬 小児に使用する薬剤



添付文書と異なる用法用量での処方が疑われるものを疑義照会することなしにそのまま調剤することは指導監査の指摘事項に該当します。




エルカルチンFF錠



用法用量


通常、成人には、レボカルニチンとして、1日1.5~3gを3回に分割経口投与する。なお、患者の状態に応じて適宜増減する。
通常、小児には、レボカルニチンとして、1日体重1kgあたり25~100mgを3回に分割経口投与する。なお、患者の状態に応じて適宜増減する。




小児用量は体重に応じて設定されますが、成人用量を超えないようにしなくてはなりません。


例のエルカルチンFF錠は体重30kgで成人用量とおなじになります。
40kgの小児に1日あたり4000mg投与する処方は疑義照会の対象となります。




体重あたりの小児用量が設定されるものについては、添付文書に「小児への投与に際しては、原則として、成人用量を超えないことが望ましい。」という記載があるかどうか確認しましょう。






みやび日記: 小児用量は体重増加に伴い成人量を超えないよう頭打ちになる